ソーシャルレジデンスなどを運営するオークハウス(東京都豊島区)は2026年1月から、初任給を月給24万円から30万円へ引き上げます。あわせて従業員90名を対象に、月給を一律6万円ベースアップします。2023年以降で3回目の賃上げで、2023~2026年の累計ベースアップは10万円になります。
同社は関東・関西を中心に約250物件・約5,000室を運営し、入居者の約62%が外国人です。大型シェアハウス「ソーシャルレジデンス®」の稼働率は2026年1月時点で95%とし、年間300回超の交流イベントも運営しています。好調な運営状況を背景に、企画・施工から集客、管理、販売までを自社で担う一貫体制の強化と、スタッフ処遇の改善による組織力向上を狙います。ソーシャルレジデンスは、個室を確保しつつ共用部で交流できる賃貸住宅で、物件によってはコワーキングスペースなども備えます。
海外展開では、世界的金融拠点のシンガポールに法人を設立し、海外投資家向けに日本不動産の紹介・販売を強化します。自社物件に限らず日本全国の不動産情報も発信し、30年以上の外国人向け運営で蓄積した知見を投資家向け助言に生かす方針です。今後は人材投資と海外販路の拡大が、運営規模やサービス品質の維持・向上につながるかが焦点になります。
